睡眠障害（不眠）について
不眠はつらいですよね。ひとくちに不眠といっても、いろいろとパターンがあるかと思います。なかなか寝付けない（入眠障害）、夜中に目が覚める（中途覚醒）、朝早く目が覚める（早朝覚醒）、眠りが浅い（熟眠障害）などです。
睡眠障害（眠れない）
不眠の原因
不眠のパターンが色々であるように、その原因もさまざまです。ざっとあげてみると（１）ストレスによるもの （２）身体の病気によるもの （３）精神科疾患によるもの （４）薬物の副作用 （５）環境によるもの （６）生活習慣 などがあげられるでしょう。これらが組み合わさっていることもあります。まずは、不眠の原因が何であるのか考えていくことから治療は始まります。
不眠の治療
不眠の原因に応じて対策をとります。ストレス、環境によるものであればストレスマネジメント、環境調整を行っていきます。身体の病気、薬物の副作用に対しては、対応できるものであれば当院で、そうでなければ適切な医療機関をご紹介いたします。（睡眠障害を引き起こす身体疾患として代表的なもののひとつである睡眠時無呼吸症候群については、当クリニックで簡易型ポリグラフィ検査を行うことが可能です。）精神科疾患によるものであれば、その疾患の治療をしていきます。生活習慣を見直してみることも大事です。
以上を踏まえた上で、必要であれば睡眠薬などの薬物療法をしていきます。ここ数年で新しいタイプの睡眠薬も使えるようになっていますので、それぞれの方のニーズに応じて最適な種類の薬剤を提案いたします。そして、必要が無くなれば速やかに使用を中止していきます。
