薬物療法について
当クリニックにおいて薬物療法は治療のひとつの軸となります。正しい診断のもと、適切なお薬を選択し、慎重な経過の観察を行えば、薬物療法は安全に行うことができます。処方する薬の種類・用量は必要最低限に留めますし、効果が判然としない薬を漫然と処方し続けることは絶対に致しません。
また、副作用をはじめ、お薬に対するご質問も積極的にしていただければと思います。「新聞でこんな記事を読んだんだけど…」「いったん精神科の薬を飲み始めたら、やめられなくなってしまうのでは?」「精神科に行ったら薬漬けにされてしまうのでは?」「この薬は何のために出ているのか?」といった質問も遠慮なくしてくださればと思います。
薬物療法の研究は日進月歩です。常に最新の研究に目を通した上で、目の前の患者さんにとって最適と思われる処方を提案できるように努めて参ります。
一般外来診療における心理療法について
一般外来診療における心理療法は薬物療法と並び治療の主軸となります。とはいっても、目指すかたちはきわめて当たり前のものです。横たわる背景を踏まえたうえで、ご本人がどういうことで苦痛・苦悩を感じておられるのかを聴き、問題を整理するお手伝いをします。そして、どうしていけばよいかをともに考えていきます。場合によっては、よりよいと考えられる方法・解決策を提案させていただくこともあります。
専門的な心理療法について
診察・アセスメントの結果、この治療法がご本人の一層の状態改善につながると考えられる場合には、治療のひとつのオプションとして認知行動療法をはじめとした専門的な心理療法を提案する場合があります。(あくまで提案です。当クリニックにおける診療は、上述の一般外来診療が中心ですし、無理に勧めるようなことはいたしません。)
話し合いの結果、ご本人が希望された場合には、認知行動療法をはじめとした専門的な心理療法を施術いたします。費用につきましては、保険診療費に加えて「予約料」が必要となります。くわしくはこちらのページをご覧ください。